ぱ
ぱるるさん (99bo75de)2024/9/6 08:24 (No.1259941)削除お疲れ様です。
3年生は最後の(来年ももちろんあるけど)ガチでやるマガジン杯。
前置きとして、少し僕の話をします。
僕はこれまで、プロを目指してサッカーをしてきた。ボールを追いかける楽しさを覚えた小学校時代、Jの下部組織で夢を追いかけた中学校時代、その夢を諦めた高校時代。
この過去を振り返ると、共通していることがある。それは大事な大会の前に怪我をして、サッカーができないということ。
某Jrユース(吉岡には及びません)の時では、最後のクラブユースは肉離れで出ることができず、県の決勝で味方がPKを外すのをただ見ていただけ。リーグ戦で青森山田とやったり(当時から松木はキモかった)、ベガルタJrユースとバチバチのダービーやったりしたけれど、最後の大会は怪我で終わりというあっけない幕切れであった。
高校時代。僕が唯一誇れるサッカーIQと、今では想像できない走力で、有難いことに1年生から試合に出させてもらっていた。モンテディオのユースと度々練習試合をしたり、東北プリンスリーグで強豪との対戦を経験したりして、着々とステップアップしていることを実感した。
高一の選手権。もともと僕はほぼ毎日、朝練で6キロ、練習前に3キロ、練習後に6キロを走り、往復15キロの道を自転車で通っていた。今考えると気味が悪いが、間違いなく高一の活躍に活きていた。そんな矢先、選手権の2回戦が終わったタイミングで僕は腰椎分離症を発症してしまう。完治まで約半年を要すると伝えられ、僕は絶望した。"またこのタイミングで怪我をしてしまった"と張り詰めてしまった。当時1日あたりご飯3キロくらい食べていた僕が、食事が本当に喉を通らないくらい追い込まれた。ただ、選手権になんとしても出たいという思いだけが僕を動かした。とにかくリハビリに打ち込んだ。授業は全く聞かず、栄養学やテーピング、筋肉の勉強もした。
チームは県大会を順調に勝ち上がり、選手権の出場を決めた。2回戦からの出場で、3回戦では、皆さんもよく知る小山尚紀要する静岡学園(この大会優勝)と当たる予定だった。
思い返せばオーバードーズになるくらい痛み止めを服用しながら直前の練習試合に出て、チェイスアンリとコーナーでマッチアップした時には、僕の顔くらいまで膝が上がっていたのは今でも忘れない。
少し脱線したので話を戻すと、僕と医者との約束は、どんなに出ても1週間に1試合限定。しかも、90分の出場は不可というものだった。
とにかく試合に出たい自分と、チームの大事な場面で出るべきかという自分がせめぎ合った。
結局、優勝候補の静学との試合に合わせる形で、初戦は見送った。結果としては敗退。こんなこというのもアレだが、自分が出てたサイドから崩されての失点だった。言葉が出なかった。
2年生は選手権直前に再び腰椎分離が再発、3年生ではインターハイ前に足首の捻挫と剥離骨折(齋藤、これまじで痛いよね)。
何もかもやる気を失った。
大好きだったサッカーが大嫌いになった。
人が変わってしまうようになって、色々な人に迷惑をかけた。サッカーを辞めて、大学受験をすると決めた。
親にも、監督にも、チームメイトにも、彼女にも(嘘じゃないよ)。
結局、インターハイ予選は決勝で負けて、選手権予選は準決勝で負けて、僕の高校サッカーは終わった。
僕はこのサークルに、嫌いだったサッカーの楽しさを見出している。
最高の先輩達がいた。ミヤを筆頭に、個性的で素直に着いてきてくれる後輩達がいる。
監督はいないし、毎日練習するわけでないし、高校時代の友人には、「たかがサークルでしょ?」と言われる。
でも、自分たちで練習から試合まで考え、限られた時間内で練習の質を向上し、サークルはバカにするほど弱くないし、バカにされたらとことん歯向かう。
それくらい、気づけば稲穂が好きになっていた。恋愛と一緒で、好きな理由に具体性が乏しく、漠然とした愛を持つようになった。多分、何でそんなにチーム愛があるん?って言われたら答えられそうにない。
結果が出なくて悔しい。そんな思いを胸に、必ず優勝しようと意気込んだマガ杯。
また怪我をした。また感情がおかしくなりそうだった。
さすがに成人を迎えて僕も大人になったので、不貞腐れたり逃げたりはしませんが、落ち込みました(せやから中嶋、エヴァくらい許してや)。
中学校〜大学まで共通した項。とにかく大事な場面で怪我。このサークルを経験してきて思ったことは、中心になれなくても、主役にはなれるということ。去年のマガ杯では、勝つためには非情とも言える、メンバーの半固定という決断を下した。
怪我をして試合に出られない今、その中でもチームを支え続ける佐々兄やみくりん(菅原は不貞腐れてたかな?)の姿が思い浮かんだ。
盛大な前フリを終えます。あとちょっとだから読んでね
"自分の置かれた立場を理解し、やれることをやる"こと。
城西が書いてたけど、自分にベクトルを向けるのって本当に難しい。現実から目を背けたくなる。しかし、3年生の今、頼れる先輩はもういない。ここまでタイトルを獲れず、不安になっている後輩を抱えている。
私の好きな曲に、I Wish という曲がある。
晴れの日があるから
そのうち雨も降る
全ていつか納得できるさ
しばしば、"世の中、辛いことがあるから良いことがある"的な曲が溢れるけど、この曲はむしろその逆で、"世の中、うまくいくことばかりじゃない"というのが受け取れる。
チームで必要なことをする。
プレー、声、頭脳、サポート、お笑い、、、
部活ではなくサークルだからこそ、全て自分たちで考え、勝たなければならない。
マガ杯に挑む全ての人に伝えたい。特に3年生。覚悟と責任を持って戦わなければならない。3年生がナヨナヨしてたら、絶対に後輩は着いてこないし、何より勝てない。ましてや、そんな先輩達なんていなかった。
特に試合に出る人は、ベンチでサポートするマネージャー、試合に出たいけど出られない仲間、他会場で戦っている仲間、海外にいる仲間を背負って戦うこと。
この5日間、うまくいくことばかりじゃない。むしろ辛いことの方が多いだろう。
でも、優勝の瞬間というのは、その辛さを全てかき消し、今後迎える大きな大会への火種となる。
小野の言及する"強者の雰囲気"を維持して、どんな荒波でも乗り越えていこう。1人じゃない。いつでも仲間がいる。
とにかくチームを勝たせたいので、どのチームでも困ったら監督のもとにきて、一緒に会議しよう。
隙を見せず、虎視眈々と優勝を狙う5日間にしよう。
そして、最終日の夜、アホみたいに酒飲みましょう。とりあえずAのメンツはバスの中で潰れましょう。
稲穂一丸で、ぶっちぎりましょう